歴史と未来の交流館の建設に向けて

茨城県の東海村は、かつて茨城県が常陸の国と呼ばれたころからの歴史を持つ、伝統ある村です。
戦国時代は佐竹氏の領地に入り、江戸時代になると水戸黄門で有名な水戸徳川家の領地に。
領主が変わりながらも様々な歴史を積み重ねてきたのです。
そんな東海村に、新たな施設が誕生することになりました。
その施設とは、「歴史と未来の交流館」です。

この施設は、村が設置するもので、東海村の歴史をまとめるとともに、東海村の未来を考えることのできる展示を行うとのことです。
「歴史と未来の交流」を施設のテーマにしていることからもわかるように、子どもや学生なども対象にし、東海村の歴史を伝えることを目的にしている施設だということが分かりますね。

そんな歴史と未来の交流館は平成28年に基本計画が策定され、本格的な事業着手に向かっていたようなのですが、つい最近、平成29年1月にプロポーザル方式で設計業者が決められたようです。
これからどんな施設になっていくのか、どんな使い方をされていくのか、気になりますね。

先に策定された基本計画によると、この交流館は単なる歴史関係のものを展示する資料館ではなく、東海村の未来をになう青少年活動や子育てを支援する施設でもあるということです。
施設内に、青少年団体やサークルの活動スペースとなるような諸室を配置、市民活動の拠点としての機能を持たせています。
また、交流スペースにおいては子育て中の方の交流や相談スペースも設けるようで、あくまで歴史という切り口でありつつも、より幅広い村民のことを考えた施設だということが分かりますね。
そもそも、こうした公共施設を整備する際には、「複合化」というのが一つのキーワードになっています。
例えば、公民館を再整備するときに、保育園を併設したりなどですね。
従来バラバラに整備されていたものを複合化することによって、より住民の頼りになる拠点を作っていこうというのが、公共施設再整備の考え方なのです。
この交流館も、そうした考えのもと整備されるといってもよいでしょう。

また、東海村では「とうかいまるごと博物館」とし、施設の枠にとどまらず、村全体を大きな博物館のようにしよう、という発想があります。
住民同士の伝統・文化の継承や、様々な歴史遺物、遺跡の保存維持など、東海村が守っていく様々な歴史の拠点としても、この「歴史と未来の交流館」は、よりいっそう重要な施設になるに違いありませんね。